能|日本
Noh日本国旗

金春流シテ方能楽師 櫻間金太郎 /

金春流シテ方能楽師 櫻間金太郎

観阿弥、世阿弥の親子が室町時代に猿楽などの伝統芸能を舞台芸術に昇華させ、大成した伝統芸能。室町末期には風姿花伝や花伝書(能楽伝書)が書かれ、今日の能の原型、台本はほぼ完成されたと言われています。

能は完全分業制でシテ方(シテ=主役、ツレ=助演、地謡=バックコーラス)とワキ方(ワキ=脇役、囃子=小鼓、大鼓、笛)、狂言方にわかれています。 シテ方には、能楽五流派と呼ばれる観世流、宝生流、金春流、金剛流、喜多流の流派があり、ルーツは室町時代にまで遡ります。

能の舞台の背景(鏡板)には必ず松が描かれていますが、これは奈良の春日大社の松の前で猿楽が演じられたことに起源すると言われています。その松から神が出現して、その松が舞台に写ったものとされています。

能体験動画

ダンス指導:山中一馬(金春流能楽師)

能を始めるために必要なもの:足袋、扇子

フラメンコダンサー永田健の体験談

歩く(すり足)のが一番難しかったです。初心者には能は何を言っている(表現している)のかが分かりにくいので、物語の意味を解説してもらった上でその曲を舞ったので少し能を身近に感じられました。また能の歴史や生い立ちを聞き、能こそが日本の芸能の原点だということを知り、芸に身を置くものとしてとても勉強になりました。

能といえば敷居が高いイメージでしたが、それにもちゃんと理由があったことがわかり納得。せっかく体験して見どころも教えてもらったので、近々舞台を見たいなと思います!