なまはげ|秋田
Namahage

なまはげ

なまはげ

秋田県・男鹿(おが)半島に伝わる伝統行事。大晦日の夜に、鬼のような面と、藁(わら)でできたミノを身にまとい「泣く子はいねがぁ〜」と叫びながら家々を回る。家の主人は正装して迎え、酒食などのもてなしをする。鬼の顔をしており、泣きだす子もいるが、怠惰や子どもの悪事を諌め、災いを祓いにやってくる来訪神でもあり、教育の手段としての役割もある(*来訪神:仮面・仮装の神々の一つとしてユネスコの無形文化遺産に登録)。

従来は未婚の男性がなまはげを務めるのが習わしであったが、高齢化と人口減で担い手の若者が減少したことにより、現在は既婚男性や高齢者や外国人留学生が務めるケースもある。近年は観光化により、なまはげ太鼓や、なまはげショーも定期的に開催されている。

なまはげ体験動画

協力 大龍寺なまはげ太鼓チーム

フラメンコダンサー永田健の体験談

仮面と藁の衣装を身につけたら気分はすっかりなまはげ!ただ仮面の重量が結構あるので、回転系のダンスには向きません笑

男鹿市に入ると至るところでなまはげを見かけますが、強面から愛嬌のあるなまはげまでいろいろあるのが面白く、見入ってしまいます。

一方で高齢化によるなまはげの担い手減少という切実な問題を聞くと、伝統文化保存の難しさも感じます。なかなか秋田まで行く機会はないと思いますが、ぜひ皆さんにも生のなまはげを一度体験してほしいです!