男女共に白いハンカチを持って踊る。またペアダンスでは珍しく女性がリードし、手をつないだり密着したりせず、男女独立して踊るという特徴がある。
元々はサマクエカと呼ばれていたが、その起源ははっきりしておらず、ペルー先住民の民俗舞踊起源説、スペイン起源説、労働力として連れてこられたアフリカ人起源説がある。サマクエカはペルーから南米中に広まるが、19世紀後半にチリとペルーの間で戦争が勃発、その際に勇敢に戦った水兵(スペイン語でマリネラ)を称えるために、今の名称で呼ばれるようになった(チリではクエカという名称で発展)。
1960年からコンクールが始まり、今ではマリネラ世界大会の予選会が世界各国であり、日本でも横浜、名古屋、大阪、京都で開催されている。現在ではペルーを代表する国民的舞踊としてペルーの無形文化遺産として認定されている。