インド4大古典舞踊の中でも最も古く、ヒンドゥー教寺院の儀式舞踊として10世紀頃に広く踊られていた。インド南部の寺院のほか、宮廷でも盛んに踊られていた。
足と膝を曲げた姿勢で足のステップを踏んだり、ムドラ(手のポーズ)や身振りで神話物語を表現したりする。足首にはグングルという鈴をつけて踊る。 元々ヒンドゥー教寺院だけで行われていたが、1910年にイギリス植民政権によって禁止されたが、インド人コミュニティーがこれに抗議をして寺院の外でもパフォーマンスを展開させた。以降、バラタナティヤムはインド全土に広まって人気を博す。